会社の内定をもらい次の春から新社会人。今の生活がガラッと変わりますよね。
そんな時に考えるのが引っ越しのこと。
どのくらい前から引っ越しの準備はしたら良いのでしょうか?
いままで実家にいたりすると初めてのことばかりで夢は膨らむ一方で分からないことも多く、不安もあるかと思います。
特に地方から上京するといった場合など、引っ越し先が遠方であればあるほど、引っ越し先の準備や部屋探しをいつから始めればいいか分からないですよね。
今回は引っ越しの準備術を紹介します。
いつから物件を探し始めるべきなのかや、いいお部屋をキープする方法なども紹介します。
そんなあなたはぜひ、参考にしてみてください。
初めての一人暮らしのお部屋、結構重要ですよ。
目次
引っ越しの物件探しはいつからからが良い?
実際に物件探しを開始する時期は引っ越し予定の1~2か月前が一番良い時期です。
1か月前~2か月前くらいから実際に物件をみながら探していくと、引っ越しまでの期間もスムーズに行えます。
インターネットなどで物件の情報を調べたり、家賃の相場などを調べたりするには3か月前から始めるのもいいでしょう。
あまり早く物件を決めすぎてしまうと、引っ越し先の部屋の家賃も発生してしまいますので、注意が必要です。
早く決めすぎてしまうことで、契約後からより条件の良い部屋が出て来る可能性もあります。
物件は今住んでいる方が退去の申し出をしてから、空室として紹介されるようになるためです。
早く決めることが必ずしも良いとは限らず、物件を探すのに良い時期を見計らうことが大切です。
また、既に一人暮らしをしている方は今、住んでいるところを退去するには、最低でも引っ越しの1か月前には大家さんや管理会社に伝えなくてはいけないという決まりがありますのでこの期間も考慮しましょう。
就職、入学シーズンの引っ越しの場合
就職や新入学など年度が変わるタイミングでの引っ越しはいわゆる引っ越し繁忙期です。
この時期の引っ越しで失敗しないためには自分の希望する物件の条件と妥協できる点をしっかりまとめておくところです。
物件選びの際に迷ってしまわないように、最低限それらはしっかりまとめてきましょう。
私もたくさん引っ越しを経験していますが、100%希望の部屋に出会えることはほぼありあせん。
必ず、妥協しなければならない部分は出てきますので、あなたの中での優先順位は決めておくことをおすすめします!
また、引っ越し先の家賃の相場をはじめ、物件の情報などは頻繁に情報収集しておくことも、良い物件を探し当てる際のポイントとなります。
この繁忙期は引っ越しをする人が多いので、いい物件はすぐに次の入居者が決まってしまいます。
中には、内見といって実際のお部屋を確認せずに契約をする人もいるほどです。
この場合、不動産屋さんのお話と写真のみで契約をするわけですが、こうした方法で契約を行うには、いいお部屋かどうかをしっかり見極めるのに十分な情報をリサーチできているかどうかにかかっています。
こうした情報収集は、内定が決まってからすぐでも始めることができます。
不動産屋さんで教えてもらえる情報もありますが、実際に自分の目でリサーチし、自分の希望している条件のお部屋が、その地域にどの程度あるのかということを知るのは、物件探しにおいてとても大切なポイントです。
部屋探しで気に入った部屋をキープすることは出来る?
お部屋を探していて、いい条件の物件を見つけたときに、キープしておきたい!
そう考える人もいるでしょう。
しかし、無料でキープするということはほとんど出来ません。
具体的な条件などは、管理会社や大家さんとの話し合いになりますが、仮押さえという形でいくらか先に手付金を払っておくことでキープできる場合があります。
この場合、本契約ではないので、ほかの物件に変更することが可能ではありますが、仮押さえ時に支払ったお金は返ってこないことがほとんどです。
仮押さえから本契約をした場合は、手付金は初期費用に含まれるので無駄なく契約に進めることができます。
また、気に入った部屋を無料で押さえるには事情を話し、本契約前提で数日抑えていただくことは大家さん次第で出来る場合はありますが、本契約が前提ですので、いくつも気に入った物件があるからといってキープするということは止めておきましょう。
物件をキープしておくというのは、ほぼ確定の時に行うもので、具体的な初期費用の準備が必要になってくるということも覚えておきましょう。
少しでもいいお部屋に住みたいという気持ちは、みなさん当然ながらあります。
お部屋探しはいわば物件との出会いです。タイミングとその時の運次第なところもあるので、ある程度は割り切ることも必要です。
部屋探しを閑散期にずらしていい部屋を見つける方法
お部屋探しにおいて繁忙期があるのはイメージがしやすいかもしれませんが、反対に、あまり引っ越しがない時期の閑散期というものも存在します。
年度が変わり、新生活を始める人が多くなる4月は3月入居を目的をした物件探しが行われます。
そのため、1月から3月までは年間を通して一番の繁忙期となります。
また、異動や転勤がある7月ころも若干の繁忙期になりますが、そのほかの月は物件探しをする方が少ない閑散期になります。
9月や10月頃は結婚シーズンということもあり、家族向けの物件については少し繁忙期になる傾向がありますが、単身の引っ越しの方の場合はさほど影響はないでしょう。
この閑散期に物件探しを行うことで、いくつかのメリットがあります。
一番大きなメリットとしては、家賃や費用に関しての交渉がしやすいということがあります。
最大の繁忙期が過ぎ、家賃を下げる物件も少なからずあります。
しかし、好立地な物件はたとえ閑散期でもなかなか値段交渉や家賃の値下げは難しく、市街地から離れているようなところは比較的交渉がしやすい傾向にあります。
ほかにも、各業者も業務に余裕があるため、引っ越しの費用が安くなったり、不動産屋さんの対応が丁寧になる可能性があるといったメリットもあります。
急いで3月入居にこだわらず、のんびり4月入居に切り替えて物件を探してみるのも良いかもしれません。
ただ、そうなると四月からの新生活に新居が間に合いませんよね?
そういう場合に利用するといいのが、比較的リーズナブルな価格で入居できるシェアハウスです。
シェアハウスに住んでゆっくりと周辺の調査をする
近年シェアハウスは増加傾向にあり、安価で入居ができるとあってひそかな人気があります。
こうした施設を利用することで、住む予定の地域の利便性や治安を身をもって体験できるメリットもあります。
しかし、閑散期を狙っての物件探しは良いことだけではありません。
人気の物件は4月までに埋まってしまって、残り物の物件というような印象のお部屋にしか出会えないという可能性があります。
さらには、空室の物件数自体が、減っている場合もあります。
かなり好条件な物件が空いている可能性もありますが、どういった経緯で空室になったのか念のため確認しておくと安心です。
とはいえ、賃貸住宅の数は多いので良くない部屋しか残っていないということではありませんので、それほど心配する必要はありません。
閑散期に部屋探しをするメリットは私の経験則からも十分にあります。
特に、引っ越し先が遠方でなかなかゆっくり物件を見ることができないという方は、あわただしい中での引っ越しや物件探しを行うよりは、とりあえずシェアハウスなどでワンクッションをおき、閑散期にゆっくり物件を探すといった選択肢もあります。
まとめ
物件探しをするタイミングをご紹介してきました。
物件探しで押さえておきたいポイントとは
- 3月入居の物件探しは2月~3月頃に始めるのがおすすめ。
- 引っ越し先の物件情報や、周囲の環境、家賃の相場などの情報収集は3か月前の1月頃から行う。
- 無料での物件キープはできない。
- 物件探しには繁忙期と閑散期がある。
などがあげられます。
遠方での物件探しの場合、引っ越し先に何度も足を運べずゆっくり物件を選べないこともあるので、シェアハウスを利用しながら地域の利便性を確認しつつ物件を探すというのも一つの方法です。
また、入居時の仲介業者が全国展開されている場合、引っ越し前の店舗で細かな手続きを行ってくれる場合もあるので、わざわざ遠方の引っ越し先の店舗まで何度も出向く必要もありません。
引っ越し先が遠方のかたは、お部屋探しの業者についても少し意識して探してみるのも一つのポイントです。
新しい生活の基盤となる新居、少しでもいい環境のお部屋と出会えるためにはしっかりとポイントを押さえた物件探しが大切です。
参考になりましたら幸いです。