引っ越し挨拶のマナーって、ついつい頭を抱えてしまいますよね。
ましてマンション等、沢山の人が居住している集合住宅だと、何を言えば良いのか、何を持っていけば良いのか、悩んでしまう方も多いのではないでしょうか。
引っ越し挨拶のマナーを学び、清々しい新生活をスタートさせましょう。
マンションへの引っ越しの挨拶のマナーは?
一般的に引っ越しの挨拶マナーの基本として、荷物の搬入の際に迷惑がかかる可能性のある部屋へ挨拶に行くことが大切です。
マンションの場合には、音の響き方の特性上、上や斜め方向にも音は響いてしまいます。入居する部屋の両隣と上下階の部屋には、挨拶に伺うのが無難と言えるでしょう。
挨拶のタイミングとしては、やはり出来るだけ早い段階での訪問が好ましいです。
入居後、いつバッタリと顔を合わせるかも知れませんので、ご挨拶が後回しでは失礼になってしまいます。
引っ越しの当日であれば、荷物の搬入時に伺うか、搬入終了後、荷解きはせずに取り急ぎご挨拶に伺う事が大切です。
挨拶に伺う際には、事前に用意した粗品を持参しましょう。
引っ越しの挨拶に持っていく粗品はどんな物が良い?
引っ越しの挨拶に持参する粗品。
選ぶ上で重要となるのは、相手の好みが分からない状態でも邪魔にならないものを選択する配慮です。
一般的には、菓子折り、蕎麦といった食品やタオル、洗剤といった消耗品が多くの方に選ばれています。
食品を選ぶ際、菓子折りであれば賞味期限が長い、焼き菓子等を選びましょう。
相手の世帯数がわからないため、複数人で食べられるものを選ぶのがおすすめです。
私が以前購入したお菓子屋さんでは「御挨拶」ののしを無料でつけてくれました。
購入をする前に、のしの用意があるか店員さんに聞いてみるのも良いかもしれません。
また、古くから選ばれているものに蕎麦があげられます。
そば(近く)に引っ越して来たことにかけて、「おそばに末永く」や「細く長くお付き合いを」といった具合に、蕎麦とそば(近く)をかけた、江戸っ子らしい洒落のきいた江戸時代からの風習に基づくものです。
消耗品を選ぶ際には、いくつあっても困らないティッシュ、食器用洗剤やタオルが喜ばれます。
逆に洗剤といっても、洗濯洗剤は香りや好みがわかれるため、やめた方が良いでしょう。
消耗品を選ぶ際の注意点として、ごみ袋は「ごみ袋=汚物を捨てるもの」というイメージが強いため、年配の方の中には敬遠される方も多いので気を付けましょう。
マンションに引っ越した時の挨拶の言葉は?
実際に挨拶をする際の大まかな流れとして、「挨拶→粗品を渡す→世間話→締めの挨拶」となります。
インターホン
お忙しいところすみません。この度〇〇号室に引っ越してきた〇〇と申します。ご挨拶に伺ったのですが、今お時間よろしいでしょうか?
↓
対面後
〇〇号室の〇〇です。ご迷惑をお掛けすることもあるかと思いますが、今後ともよろしくお願い致します。こちらつまらないものですが、召し上がってください(使ってください)。ありがとうございました。失礼します。
といった具合ですね。
対面後は家族構成を聞かれたり、世間話が入るかもしれません。差し支えのない範囲で会話をすれば問題ありません。
また、お子様のいる家庭や、下階へ挨拶に行かれる際の挨拶は、
「子供がおりますので、ご迷惑をおかけすることもあるかもしれません。気をつけるように致しますが、何かありましたら遠慮なく教えていただけると有り難いです。」
「足音等、気になるところがありましたら、遠慮なく仰って下さい。」
等と言葉を付け加えておくと、相手も気にかかるときは声を掛けやすくなり、グッと印象が良くなります。
まとめ
引っ越し挨拶のマナー荷物搬入時に、迷惑がかかる可能性のある部屋へ行くことが大切。入居する部屋の両隣と上下階の部屋には、挨拶に伺うのが無難。
挨拶のタイミングとしては、出来るだけ早い段階で訪問する。引っ越しの当日であれば、荷物の搬入時に伺うか、搬入終了後、荷解きはせずに取り急ぎ伺う事が大切。
挨拶に伺う際には、事前に用意した粗品を持参する。
持参する粗品はどんなもの?
相手の好みが分からない状態でも、邪魔にならないものを選択する配慮が重要。
一般的には、菓子折り、蕎麦といった食品やタオル、洗剤といった消耗品が多くの方に選ばれている。
食品を選ぶ際、菓子折りであれば賞味期限が長い、焼き菓子等がおすすめ。
のしの用意がある店舗も多いため、購入をする前に、のしの用意があるか店員さんに尋ねてみること。
消耗品を選ぶ際には、いくつあっても困らないティッシュ、食器用洗剤やタオルが喜ばれる。
洗剤の場合、洗濯洗剤は香りや好みがわかれるため、やめた方が良い。
また消耗品といっても、ごみ袋については敬遠される方が多いのでやめておきましょう
引っ越し挨拶の言葉
大まかな流れとして、「挨拶→粗品を渡す→世間話→締めの挨拶」となる。
お子様のいる家庭や、下階へ挨拶に行かれる際は、子供の声に関することや足音に関することで迷惑をかけるかもしれないとあらかじめ付け加えておくと相手も声を掛けやすくなり、グッと印象が良くなる。
いかがでしたか?
慣れない環境の下、初対面の人と言葉を交わすのは緊張すると思います。
ですが実際に顔を合わせてみると、ほとんどの方が優しく対応して下さいます。
一歩勇気を出して、楽しい新生活のスタートを切りましょう。
参考になりましたら幸いです。