サンタクロースの衣装はなぜ赤と白ってなの?て思った事ありませんか?
サンタクロースの服の色には秘密があるってご存知でしたか?
- サンタクロースの衣装が赤い理由
- サンタクロースの服はコカ・コーラと関係がある!?
- 赤と白以外のサンタクロースもいる??
など、サンタクロースの服の色に関する雑学をご紹介します。
クリスマスシーズンのサンタのコスプレの参考にもしてみてくださいね。
目次
サンタクロースの衣装の色がおもに赤である理由は?
サンタクロースの衣装の色が赤いのは、カトリック教会の司祭の服の色からきている為なのです。
サンタクロースのモデルは、4世紀頃にいたカトリック教会の司祭、聖ニコラスといわれています。
彼は恵まれない子供達や貧しい人々の為に、施しをしていた素晴らしい司祭でした。
司祭は赤い服を来ていたのですが、赤い服を着ていたのかというと、信者の幸せの為に、自らを差し出す覚悟があるという意味合いがありました。
そこからサンタクロースの衣装も赤と白ということなのですが、絶対にサンタクロースの服は赤と白だったというわけでもありません。
はじめはサンタクロースの衣装が赤というのは、世界中には定着していないなかったのです。
赤と白のイメージが定着したのはある企業のプロモーションにより、世界中に広がっていくのです!
サンタクロースの服の色はコカ・コーラの戦略だった!?
1920年代後半、コカ・コーラは赤色の服を着たサンタをイメージキャラクターにして宣伝活動を行いました。
その当時「コカ・コーラは体に悪い!」という根強いイメージがありました。
男性は好んで飲んでいましたが、女性や子供達には良いイメージはなく、コカ・コーラを手に取らなかったという現状がありました。
しかし、サンタクロースをイメージキャラクターにすると、女性や子供達がコカ・コーラを手にする様になったのです。
そうしてコカ・コーラのプロモーションとともに、「サンタの衣装は赤」と世界中に広まっていったのです。
サンタクロースの服が赤というイメージが定着したきっかけはコカ・コーラですが、色を決めたのはコカ・コーラではありません。
あくまで起源は、カトリックの司祭である聖ニコラスが着用していた服の色です。
イギリスのサンタクロースは緑だった?
イベントなどに登場するサンタクロースは皆赤い服をして髭を生やして、という訳でもありません。
実はイギリスのサンタクロースは、緑の服を着ていたのはご存知でしょうか。
イギリスのサンタクロースは「ファーザー・クリスマス」と呼ばれていて、クリスマスの時期に現れ、春の知らせを伝える役割があります。
冬の真っ只中であるクリスマスに緑の服を着て、「春が近づいてきているよ」と伝えるのがイギリスのサンタクロースでした。
イギリス北部のケルト文化の影響を受けたお陰で、ファーザー・クリスマスが生まれたと言われています。
イギリス以外にも服の色が違うサンタクロースはいるんですよ。
ドイツではお馴染みの赤い服のサンタクロースと、黒い服のサンタクロースである「クネヒト・ループレヒト」がいます。
赤いサンタは良い子にプレゼントをあげますが、黒いサンタクロースは悪い子のところへ行きお仕置きをする役割があります。
更にロシアには、青い服のサンタクロースである「ジェド・マロース」がいます。
それぞれの国によってサンタクロースの意味は大きく違いますね。
名前や服の色は違いますが、サンタクロースに共通するのは子供達にプレゼントを配るということです。
安心しましたねw
イベントのときのサンタクロースのコスチュームは自由で大丈夫?
もし、アルバイトや友達同士の集まりでサンタクロースの衣装を身に付ける事があるのならば、身につける場所に応じて色を変えるかどうかを決めましょう。
例えばアルバイト先で身につける場合は赤白に統一されるケースが多いでしょう。
日本でのクリスマスはどちらかというとイベント色のほうが強いです。
そうなるとイメージというものがとても大切になります。
仕事がらみでは誰もが知っているサンタクロースになる必要がありますよね。
友達同士の集まりなどのカジュアルな場であれば、色違いのサンタクロースの衣装を楽しむのは全然問題ありません。
自分で判断がつかない場合は、定番の赤い衣装を選ぶのが正解ですね。
まとめ
サンタクロースの服の色の秘密についてご紹介しましたが、なかなか奥が深いですよね。
その上、世界には赤以外の服を着たサンタクロースも存在し、様々な役割を持っています。
また、サンタクロースの赤い服の起源はコカ・コーラの宣伝ではなく、カトリック教会の司祭の服の色というのも興味深いと思いました。
あえて、他の色のサンタクロースのコスチュームを着てみるのも新鮮で良いかもしれませんね!