初盆の迎え火のやり方 後始末の方法や迎え火と送り火の地域での違いは?

 

お盆にご先祖様をお迎えする準備の一つに迎え火や送り火というものがありますね。

名前は聞いたことはあっても、正式なやり方って意外と知らないという人は多いのではないでしょうか。

私も小さい頃に親戚で集まってお墓にお迎えに行ったことは覚えていますが、それくらいの記憶です。

特に初盆の場合は、故人が初めてあの世から戻ってくるということもあり、きちんと迎え火、送り火をしたいものですね。

私も昨年、初盆を経験し実際に自分で送り火と迎え火をやりましたが、意外と簡単にできました。

今回はやり方だけでなく、片付けの方法もご紹介したいと思います。

初盆の迎え火のやり方は?

迎え火、送り火はお盆に必要だということは知っていても、具体的にどういう意味があるかまでは知らない人もいるのではないでしょうか。

迎え火は、あの世から返って来られるご先祖様が自宅まで迷わないように目印のために行います。

送り火はご先祖様たちがあの世へ帰る時に行うものです。

亡くなった親が帰ってくると思いながらやるのはなんだか良いものだなと思いましたよ。

気持ちの問題ですが、素晴らしい季節の行事ですよね。

では、具体的なやり方について説明していきます。

迎え火のやり方とは?

迎え火を行う時期は、一般的には盆入りの7月か、お盆が始まる8月13日の夕方です。

地域によっては12日の夕方に行う場合もあります。

迎え火を行う日を迎え日とも呼びます。

準備するものは、おがらと焙烙(ほうろく)の二つです。

 

○おがら

麻の皮を剥いたもので、時期になるとホームセンターや花屋さん、スーパーなどでも売られていることがあります。

白っぽく細長い棒状のような形で売られています。

送り火におがらが使われるのは、燃やすことで現世の空間が清められるという意味があるためです。

ご先祖様をお迎えするのに清らかな場を用意するということですね。

 

○焙烙(ほうろく)

送り火、迎え火に使用する素焼きの平皿です。

こちらも時期になるとホームセンターなどで取り扱いがありますが、インターネットでも買うことができます。

焙烙は、耐熱の平皿で代用することも可能ですが、その際は必ず耐熱かどうかを確認するようにしましょう。

私の家庭ではネットで初盆セットと言うものが売られているので、それを購入しました。

お盆棚の飾りも入っていてとても便利ですよ。

 

迎え火の手順

①焙烙、もしくは耐熱性の平皿を玄関先に置き、おがらを皿の大きさに合わせて切ります。

②平皿の中におがらを乗せ、火をつけて燃やします。

③おがらが燃え尽きるまで燃やし、燃え尽きたら水をかけて消火します。

完全に火が消えたのを確認してから室内に戻ります。

迎え火の最中は他のものに引火したりしないように必ずその場を離れないようにしましょう。

水を張ったバケツをそばに置いておくと安心です。

④室内に戻ったら仏壇にお供えものをし、故人やご先祖様へ手を合わせます。

 

送り火のやり方とは?

送り火を行う時期は、一般的には8月16日の夕方ですが、地域によっては前日の15日に行う場合もあります。

この送り火を行う日を送り日と呼びます。

準備するものや方法は迎え火の際と同じですが、送り火は上がった煙に乗せてご先祖様があの世へ帰られるといわれています。

そのため、お盆の時に準備する精霊馬を一緒に燃やす地域もあります。

うちは集合住宅であまり火が使えませんので、迎え火も送り火も駐車場まで出て、おがらを燃やすだけにしました。

マンションにお住まいの方は火の扱いも最低限にしたほうが良いでしょう。

おがらを燃やすのも危険と思うのであればお線香だけでも大丈夫ですよ。

現代の住宅環境に合ったやり方を選びましょう。

迎え火の後始末はどうしたら良い?

迎え火や送り火を行なった後の片付け方法で一番気をつけなくてはいけないことは火事についてです。

火が消えたと思っていても火種が中に残っていると、ゴミとして捨ててしまったあとに引火して火災の原因になってしまうこともあります。

使ったおがらは水をかけるのはもちろんですが、しばらく水につけておくと安心です。

火をつけた後のおがらは普通ゴミとして出すことができます。

しかし、地域によっては普通ゴミとは別にお盆に出たゴミの回収に回ってくれるところもあるので、その際に回収してもらうと良いでしょう。

焙烙(ほうろく)は機能的には何度も使うことができるので、使用後に水洗いをし、しっかり乾燥させてからしまうようにしましょう。

素焼きの器は十分に乾燥させないと中にカビが生えてしまうことがあるので注意が必要です。

おがらを燃やすことでススなどがついてしまいますが、機能としては全く問題ありません。

また、地域によっては毎年新しい焙烙を用意するという風習があるところもあるので、その際には普通ゴミとして破棄します。

迎え火と送り火のやり方は地域によって違う?

これまでに紹介してきた迎え火、送り火の方法は、あくまでも一般的なものなので、地域や宗派によっては違う方法でご先祖様をお迎えしている場合もあります。

 

お墓で迎え火、送り火をする場合

ご先祖様があの世とこの世を行き来する際にお墓を通るという考え方の場合やお墓と自宅が比較的近くにある環境の方は、お墓で迎え火、送り火をします。

この場合は、お墓であげた迎え火の火を提灯にともして自宅に帰り、自宅の仏壇に火を灯したり、玄関先で再度迎え火をするという手順を踏みます。

これは炎をご先祖様の魂とみたて、お墓へお迎えに行き、玄関先で自宅の目印の迎え火を焚き、仏壇へ返ってきていただくという意味があります。

送り火の際は逆の手順で、お墓までお見送りに行くという意味合いになります。

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しかし現代の情勢ではお墓が遠方にあるという方もたくさんあるので、玄関先でのお迎え、お見送りというスタイルが増えています。

地域でのやり方ということで言えばお住いの地域に合ったやり方が良いでしょう。

 

送り火、迎え火を焚かない場合

自宅が集合住宅やマンションなどの場合、玄関先での送り火は安全面などから難しく周囲の方への迷惑にもなりかねません。

そういう場合は提灯を使うといいでしょう。

そもそもお盆の提灯には送り火、迎え火と同様にご先祖様の目印になるために掲げるという意味があります。

特に初盆の場合は白色の提灯という決まりがありますので、実際に火を焚くのが難しい環境の場合はちょうちんで代用しましょう。

提灯は中にろうそくを入れ灯をともすものですが、燃え移りなどの危険もあるため、火を入れずに提灯を飾るだけにしている家庭もたくさんあります。

最近ではちょうちんのなかに電気が付いているものもあるので、自宅の環境に応じて使い分けてみるのもいいでしょう。

送り火、迎え火のやり方はそれぞれありますが、昔と住宅事情もかなり変わってきているので、今の自宅に合わせた無理のない方法を取るようにしましょう。

ご先祖様の大切な道しるべではありますが、一番大切なのは故人を想うことであって正しい方法にこだわることではありません。

形式にとらわれすぎず、故人を大切に想う気持ちを重視するようにしましょう。

 

色々必要なのはわかったけれど、具体的に何を選べばいいかわからない!という方には全てセットになったものを揃えるのがおススメです。

特に初盆の場合は自宅に何も用意がないことがほとんどだと思うので、一式準備しておくとこれからのお盆の時期にも安心です。

このセットには初盆の時に使用する白ちょうちんと、迎え火、送り火に必要なおがらや焙烙まで付いています。

白ちょうちんは電池で灯をつけるタイプのものなので、燃え移りの心配もなく玄関先に飾っておくことができるので安心です。

特にちょうちんの種類が豊富で、お好みの柄が選べるところが嬉しいポイントですね。

こうした提灯は品揃えによってはなかなか店頭で気に入ったものに出会えないことが多いので、ここまでたくさんの種類があるというのはインターネットならではでしょう。

実際に購入された方の声も、ちょうちんの種類が多くて気に入ったものが選べたという方や、初めてのお盆でも全てセットになっているので安心して準備ができたというものがありました。

いざお盆になって買い忘れがあると慌ててしまいますが、この商品があれば、そんな心配もなさそうです。

まとめ

迎え火を行う時期は8月13日の夕方、送り火を行う時期は8月16日の夕方が一般的ですが、それぞれ前日に行う地域もあります。

必要なものは、おがらと焙烙(ほうろく)と呼ばれる素焼きの平皿です。

それぞれホームセンターなどで簡単に手に入ります。

おがらを焙烙の上で燃やすことで迎え火、送り火を行うことができます。

使用後は火が消えたことを十分に確認し、普通ゴミとして処分しましょう。

また、地域によっては、お墓で迎え火、送り火を行うところもあります。

そのほか現代の住宅事情によって玄関先での送り火が難しいこともあり、ちょうちんで代用する家庭も増えています。

方法は様々ですが、一番大切なことは故人やご先祖様を大切に想う気持ちなので、形式にとらわれすぎず、無理のない範囲でお迎えの準備をするようにしましょう。

 

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